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空売りでの最大損失と最大利益は?

投稿日:2018年3月3日 更新日:

空売りを始めるにあたって、その最大損失と最大利益をしっかり把握しておくことは非常に大事なことです。

本記事では具体的な数値を交えながら空売りの最大損失と最大利益について解説します。

買いは家まで、売りは命まで

まずは空売りでの最大損失について考察します。
ですがその前に買いの場合の最大損失を考えてみましょう。

買いの場合の最大損失は買った株の価値が0円になる場合です。つまりその株の購入資金がそのまま全て無くなるというのが買いにおける最大損失になります。ただしこれは現物買いか信用買いかで少し事情が異なります。現物買いの場合は単純に買った分が無くなるだけですが、信用買いの場合は建玉の保証金維持率によっては借金を抱えることになります。この借金が最大となるのは維持率30%(レバレッジ3.33倍)で買建をしていた場合で、この場合は建玉の-2.33倍に相当する借金を抱えることになります。例えば30万円の保証金で100万の建玉をしていた場合、この100万円が0となるので70万円の借金を抱えることになります。これは非常に怖いことではありますが、それでも最大損失は限定されていると言えます。

さて、空売りの場合はどうでしょうか。結論から言えば空売りの損失は青天井です。つまり理論上はどこまでも限りなく損失が含んでいく可能性があります。株価の下落は0円になるまでが限度ですが、株価の上昇には限りがありませんから当然です。これが「買いは家まで、売りは命まで」と言われる所以です。

しかしこの言葉は空売りをする際の心構えや戒めを端的に表したフレーズであって、少し脅しが過ぎるというか現実とは少し合っていない感じがします。飛行機は墜落したら死ぬから乗ってはいけないと言っているようなものです。確かに墜落したら死ぬかもしれませんが、墜落などほぼ起こりません。

では理論上はさておき、実際問題どの程度の最大損失を覚悟すべきなのでしょうか。

現実的な空売りの最大損失は?

まず、そもそも空売りが可能な貸借銘柄はほぼ東証1部に限られます。マザーズやJASDAQの新興株のように何連続も寄らずのS高という状況がまずほぼ起こりません。東証1部の銘柄は新興市場に比べて需給が安定しており、ザラ場で買い戻しができないという状況が生まれにくいのです。仮にあったとしても、空売りで入ろうとしている訳ですからそんなに何連続もS高になりそうな銘柄などそもそも空売りの対象にはなりづらいはずです。したがって売りは命まで取られるんだと必要以上に恐れる必要は全くありません。実際、借金を抱えるまで買い戻しができないことは考えにくいです。

とはいえ、空売りしたものが連続でS高になって買い戻せないとどのくらいの損失になるのでしょうか。以下の表に、30万の資金で100万円分の売建をした場合にn回連続S高の時点でやっと買い戻しが出来た場合の損失のシミュレーションを示します。ここで、簡単のため1回のS高で株価が20%上昇するとし、連続S高による値幅の拡大は考慮しないものとします。

連続S高回数 損失額 借金額
2 -44万 -14万
3 -73万 -43万
4 -108万 -78万
5 -149万 -119万

ちなみに資金が倍になれば借金額も倍になっていきます。これはあくまでも機械的なシミュレーションに過ぎませんが現実的に東証1部の貸借銘柄が寄らずで何日もS高という状況は考えにくいので、せいぜい連続3回だとして、自己資金の-1.5倍程度の借金というラインが現実的な最大損失と見ていいと思います。そう考えると買いも売りも現実的なリスクとしてはあまり変わりません。



空売りの最大利益は?

では、空売りをした場合の最大利益はどうでしょうか。

売建の利益は次の式で計算できます。
売建利益 = 売建価格× 売建からの下落率

利益が最大となるは売建からの下落率が100%(=1)となる場合ですから、
最大売建利益 = (売建価格)×(1) = 売建価格
となります。つまり、空売りの最大利益は売建価格に等しいのです。例えば100万円分の空売りをした場合、最大でも100万の利益しか出ません。空売りは"利益が限定"されているのです。空売りでは利益3倍、4倍などいうことは起こりえませんから、ある程度利益が出たら次の銘柄に移るという判断がしやすいです。

まとめ

以上、要点はこんな感じです。
・空売りは理論上損失は青天井だが現実的には信用買いリスクとあまり変わらない。
・空売りの最大利益は売建価格と同額までと限定されている。

ではまた次回。

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